1970年生まれ。結婚を機に帰省し、メーカーへ入社。平社員で入社して9年で取締役(平→課長→次長→部長→常務→専務)/激動の時代を生き抜く、人としての器を広げるための情報をXで発信中!/成功論/リーダー論/心のスキルアップ/コミュニケーション術/趣味:ピアノ・筋トレ・サウナ・愛犬ヾ(・ω・*)なでなで
外国人とのビジネス成功は「異文化理解」が鍵!知っておきたい3つのアプローチ
グローバル化が進む現代、外国人とのビジネスは避けて通れません。しかし、文化の違いが原因で、思わぬ誤解やトラブルに発展することもあります。本記事では、スムーズなコミュニケーションを実現するために押さえておくべき「異文化理解」の3つのフレームワークを、具体例を交えて解説します。
1. 議論のスタイルを理解する:「ソクラテス型」と「孔子型」
ビジネスにおけるコミュニケーションは、大きく2つのスタイルに分けられます。
ソクラテス型 (欧米に多いスタイル)
- 特徴: 欧米諸国に多く、双方向の活発な議論を重視します。会議ではあえて反対意見を述べて議論を深め、積極的に発言することが高く評価されます。話の途中で相手の意見を遮ることも、議論を効率的に進めるための手段と見なされます。
孔子型 (アジアに多いスタイル)
- 特徴: 日本や中国をはじめとするアジア諸国に広まるスタイルです。序列や和を重んじ、目上が話し、目下が耳を傾けるという一方向のコミュニケーションが基本。異論を唱えることは失礼と見なされ、個人的な関係の中で合意形成が図られる傾向にあります。
2. 「言葉の裏」を読む文化:「ローコンテクスト」と「ハイコンテクスト」
文化は、言葉の背景にある文脈(コンテクスト)への依存度によっても分類されます。
ローコンテクスト文化 (明確な表現を好む)
- 特徴: アメリカやドイツなど、多文化が共存する地域に多く、言葉ですべてを伝えることを重視します。契約を重要視し、合意内容は文書化し、責任の所在を明確にします。論理的な判断を重んじるため、曖昧な表現や沈黙は避けられます。
ハイコンテクスト文化 (察する文化)
- 特徴: 日本や韓国など、単一民族的な地域に多く、言葉を介さずとも「空気を読む」ことができる文化です。相手への配慮から曖昧な表現を好み、書面よりも信頼関係を重視する傾向にあります。感情的な判断が入りやすく、沈黙は必ずしも悪い意味を持ちません。
3. 時間の概念を理解する:「単一的文化圏」と「多元的文化圏」
ビジネスにおける時間やタスクの捉え方にも、文化的な違いがあります。
単一的文化圏 (計画を厳守する)
- 特徴: アメリカやドイツなどでは、時間や期日を厳格に守ることが重要です。物事を一つずつ順序立てて処理し、公私の区別を明確にします。個々の職務責任が細かく定められているのが一般的です。
多元的文化圏 (状況に応じて柔軟に対応する)
- 特徴: 日本やインドネシアなどでは、時間や期日をあくまで「目安」と考え、状況に合わせて柔軟に対応することを重視します。複数の仕事を同時に進めたり、仕事とプライベートの境界が曖昧だったりすることがあります。
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